2024年11月12日火曜日

1.24.2025 Kichijoji MANDA-LA2 / MELTING & MIXTURE

 

1.24.2025 Kichijoji MANDA-LA2 / MELTING & MIXTURE
door 2600yen+1drink / open 18:30 start 19:30
Gargle
NASUNO Mitsuru + SAWADA
Tangerine Dream Syndicate


Tangerine Dream Syndicate
1998年頃、集団即興演奏ユニット、”群”は活動停止状態に陥った。メンバーのうち、高橋幾郎、コサカイフミオ、長久保隆一の3人は別の形での活動継続を模索していた。そして、「ラモーンズの曲をラ・モンテ・ヤング風に引き延ばして演奏する。」というコンセプトを持った「ラモンズ・ヤング」というユニットの結成に至った。数回のライヴを行いながらも、高橋が諸般の事情で離脱。しかしこの時、2000年2月25日にライブがブッキングされており、残されたコサカイと長久保の二人はライブを行うために群のアルバムをリリースしたパタフィジックレコードの運営者であり、旧知の間柄である福岡林嗣に参加を要請、この3人でライブを行う。(この時、メインアクトである山本精一+向井千恵に合流して演奏した録音が「Live At Showboat February 25, 2000」というタイトルでCDとしてリリースされている。ちなみにこれが2024年時点で唯一発表されたラモンズ・ヤングの音源である。)このライブで意気投合した3人は新たにこの3人でユニットを組むことになる。バンド名はドイツのエレクトロニックバンド、”タンジェリン・ドリーム”とラ・モンテ・ヤング、ジョン・ケール、トニー・コンラッドなどが在籍した”ドリーム・シンジケート”をひっかけて「タンジェリン・ドリーム・シンジケート」と命名した。
2001年、1stアルバム「III Violins For III Stooges」をアルケミーレコードからリリース。その後、2004年頃より光束夜やオーバーハング・パーティーに参加していたSachikoが参加。
現在、4人メンバーの体制で忘れたころにライブを行っている。私たちはアルファ・センタウリを目指して歩む「永遠迷走音楽旅団」である。

2024年9月20日金曜日

This Is Real Psychedelic Night of Tokyo We Are Unfolding Free Outsiders Club vol.1

 

This Is Real Psychedelic Night of Tokyo
We Are Unfolding Free Outsiders Club vol.1
11.8.FRI.2024 @HIGASHIKOENJI UFO CLUB
Open/19:00 Start /19:30
Adv / 2800 Door / 3300
Act
Marble Sheep
Matsutani Ken (Vo,G)
Baby (Vo,B)
Iwamotor (Vo,Ds)

Majutsu no Niwa Sonic7 Orchestra
Fukuoka Rinji (Vo,G)
Yamazaki Taiga (G)
Louis Inage (B)
Nishimura Yusuke (B
Morita Jun (Synth, Electronics)
Morohashi Shigeki (Ds)
Nanbu Teruhisa (Per)

liquidbiupil light show
Sato Akira

長年にわたる活動の総決算第1弾、6枚組Pyramid変形ジャケットBox作品集を完成させた松谷健が率い、2023年10年ぶりに復活を遂げたMarbleSheepと、これも長年に渡る盟友福岡林嗣の拡大編成ロックオーケストラ構想を具現化し強烈なSONICを拡張放出する魔術の庭Sonic7 Orchestraが東高円寺にて邂逅。
We Are Unfolding Free Outsiders Club !
"21世紀のテクニカラー”業火に焼かれた東京ならではのReal Psychedelic NightをUFO
CLUBに現出させる。
強力なGuest & Friendsとして西村雄介(B、スターリン、Pantz他)、山崎怠雅(G、バラナンブ、その他多数)、森田潤(Synth、TACO、その他多数)、南部輝久(Per、Aural Fit、バラナンブ他)参加。
当日全編をliquidbiupil 佐藤朗のライトショウが極彩色に彩る。
まだまだ終わりではない夜、"自由なアウトサイダー達"により引き出され展開される"さらなる夜"をご堪能ください。


Marble Sheep






























Majutsu no Niwa



























liquidbiupil light show:  Sato Akira







































Nishimura Yusuke



























Morita Jun



Yamazaki Taiga




Nanbu Teruhisa





2024年9月19日木曜日

October 2024 3 days ogikubo club DOCTOR


 



































October 2024 3 days ogikubo club DOCTOR
6bodies60minutes6months vol.14
club Doctor Purifiva Pataphysique Records eyeliner Presents
各日開場19:00 開演19:30 
料金¥2000+D 3日間通し券¥3000
2024.11.5.TUE / 川口雅巳+志村浩二(みみのこと) / RQRQ(ゆか+田畑満+ドロンコ)
2024.11.6.WED / the FUTURE (Loi、松谷健、ルイス稲毛、Aji) / 魔術の庭 (福岡林嗣、ルイス稲毛、諸橋茂樹)
2024.11.7 THU / 鵺(佐藤大介・井上修平・鈴木和美・南部輝久) / ロットン瑠唯・藤原弘昭・箕輪政博・ヴァイオラ伊藤・山崎怠雅

2024年4月26日金曜日

魔術の庭 guest: 西村雄介 / Inuy & Tabbie meet Mickey Guitar and SACHIKO JUNE 24, 2024@OGIKUBO CLUB DOCTOR


JUNE 24, 2024 (MON) OGIKUBO CLUB DOCTOR
open 19:00 start19:30 adv 2500yen door 2800yen+drink
魔術の庭 guest: 西村雄介
Inuy & Tabbie meet Mickey Guitar(松谷健)and SACHIKO


魔術の庭
(福岡林嗣、ルイス稲毛、諸橋茂樹)
“Rockの最後衛にして保守反動。今時全く流行らない大型アンプを積み上げ、戦艦大和もかくやと21世紀に逆行し続ける東京ゼロファイター達は、約30年前のOverhang Party時代からなにも変わっていない「進歩の敵」である。「ただ馬鹿デカい音で延々と同じことを繰り返しているだけのようだが、そこに僕は悪魔の旋律を聴いている気がする。音楽を理解するためにはそれぞれの持っている耳の歴史が重要なのだ」とは1995年、当時の朝日新聞記者近藤康太郎氏によるAERA誌にての評。”


西村雄介 Yusuke Nishimura
1963年京都生まれ、滋賀育ち。
10代の頃にジャズやパンクに洗礼を受け独学でギターやベースを始める。
1980年代より東京で音楽活動を開始。遠藤ミチロウ、町田町蔵、Phew、川田良、福岡林嗣など多数のバンドに参加。近年は藤掛正隆、加藤一平との「Heavenly Arms」など、即興音楽シーンでも活動。2023年より札幌に移住、東京と札幌の2拠点で活動している。



Inuy & Tabbie
(イヌイジュン、タバタミツル)
2021年結成のDrum'n Bassによるリズムユニット。ドラム=ザ・スターリンのイヌイジュン、ベース=zeni geva、アシッドマザーズテンプル他のタバタミツル。都度異なる「上物」ゲストを招致、というか拉致して繰り広げる出たとこ勝負のインプロヴィゼーションが骨頂。



Mickey Guitar
(Ken Matsutani)
Captain Trip Records, Marble sheepなどの運営・活動で海外でも知られる松谷健のソロ・ギター・ワークプロジェクト。一音一音重ねてゆくサウンドはアンビエントであり時にカオティックでもあり美しくホーリーな空間を演出する。



SACHIKO
ヴォイスとエレクトロニクスによるドローンを主軸としたソロユニットをはじめる。06年ファーストアルバムを発表後、幾つかのフェスティバルに参加、欧州ツアーを行う。他に「VAVA KITORA」「Tangerine Dream Syndicate」「Albedo Fantastica」等で活動。レーベル「Musik Atlach」主宰。


2023年12月26日火曜日

March 2024 3 days ogikubo club DOCTOR

 





March 2024 3 days ogikubo club DOCTOR 
6bodies60minutes6months vol.13
club Doctor Purifiva Pataphysique Records eyeliner Presents
各日開場19:00 開演19:30 
料金¥2000+D 3日間通し券¥3000
2023年3月12日(火)Europe 2023 Again… 
青木智幸, 川口雅巳
2023年3月13日(水)最暗黒の日… 
TACO(山崎春美、森田潤), 魔術の庭(福岡林嗣、ルイス稲毛、モロハシシゲキ)
2023年3月14日(木)妖艶な共演… 
Sister Paul(Susumu 、MACKii),  バラナンブ(藤井政英、山崎怠雅、南部輝久)

青木智幸
1967年生まれ。サイケデリックバンドUP-TIGHTのVocal&Guitarとして30年に渡り国内外で活動を続ける。また、この10年はSax即興奏者である望月治孝とのデュオでの活動も盛んで2枚のアルバムをリリース。23年にはMike Vest(Ba) &Dave Sneddon(Dr)とのトリオでTomoyuki Bandとしてアルバムを発表。2024年中にセカンドも発売予定。ソロでもUP-TIGHT同様、時に繊細、時に暴力的な唄とギターで独自の空間を生み出す。
川口雅巳
1970年生まれ。90年代より東京アンダーグラウンドシーンで活動。現在は自身のバンドNew Rock Syndicateを中心に、ギタリストとして灰野敬二&The Hardy Rocks、ベーシストとしてうすらび、Los Doroncosでも活動中。またガレージロックから即興演奏まで幅広いミュージシャンとセッションも行っている。ソロでは海外ツアーも頻繁に行っており、2018年ロンドンでのライブはCafe OTOよりデジタルリリースされている。

TACO(山崎春美、森田潤)
じゅうたん、と仮名ルビまで打ってみたところで爆撃可能なそらなんかみつからないし、みつかりっこないのであればうわのそらでいるよりほかない。なにもかもが素敵だった。この庭はぼくらのじゃない。くらやみのたんとあるたくらみなんかいざとなれば破綻しちまうんだ。そもそも狙わなければ追い詰められない。デルモア・シュォーツは夢のなかで責任がはじまると叫んで、近隣に咲き乱れる花々がTACOとなっては失明する。断絶してさらに破綻する。ガシャン!そしてヨーロッパの息子たちは、ふたたび殺戮を繰り返し、血塗られた成熟が静寂となってよみがえる。もしかしたら見捨てられた庭なのだろう。人影はまったくなかった。飛び込もう。みえるのは碧い水ばかり、両手がピンクの魚みたいだ。海水だとゆらゆら黒ずんだ緑色の影になるのに。すくなからず不安なのだ。いや、だれも見張ってなんかいやしない。おもったほど愉しくもなかった。みんな他人のものなのだから。いつなんどきでてけといわれ追いはらわれたってしかた
がないのだし。うつくしいのに味わうことができない。これは運命のいたずらにすぎないのではないか。すぐにも釈明をもとめられたりしたら、じょうずに逃げきれるのか。足音を忍ばせて近づいて、やがて肉厚の毒針が放射状にくっついた灰色に肥大した竜舌蘭がみつかった。Il giardino incantato 1948年。「あそこ」だ。ちぇっ、見逃しちゃった!
魔術の庭(福岡林嗣、ルイス稲毛、モロハシシゲキ)
"Rockの最後衛にして保守反動。今時全く流行らない大型アンプを積み上げ、戦艦大和もかくやと21世紀に逆行し続ける東京ゼロファイター達は、約30年前のOverhang Party時代からなにも変わっていない「進歩の敵」である。「ただ馬鹿デカい音で延々と同じことを繰り返しているだけのようだが、そこに僕は悪魔の旋律を聴いている気がする。音楽を理解するためにはそれぞれの持っている耳の歴史が重要なのだ」とは1995年、当時の朝日新聞記者近藤康太郎氏によるAERA誌にての評。”

Sister Paul(Susumu 、MACKii)
1992年結成の男女混成コーラスグループ🐱  荻窪へ行くにはいつも歩き🐼 今年からリーバイスジーンズの蒐集を始めるも、まだ3本しか集まっていない🌵
バラナンブ(藤井政英、山崎怠雅、南部輝久)
2017年、結成。ヘヴィなトリオロックサウンドとサイケデリックカルチャーやグラムロック的な風貌の三人のキャラクターでライブ活動が評判を呼び、2019年、4曲入りミニアルバム『ファズ、光線、花』を発売。日本語歌詞と共に奏でられるハードロック、グラムロック、ニューロック、60年代から連綿と続く「日本のロック」を正統に継承したサウンドが好評を博しディスクユニオンでは日本のロック週間チャートで2位を獲得。メンバーはYBO2からキャリアを開始し数々のバンドを渡り歩いた藤井政英(Vo,G)、主にAural fitで活動し、水晶の舟など東京アンダーグラウンドでの活動を続ける南部輝久(Dr)、ex 魔術の庭、The Silenceや自身のソロでも活動する山崎怠雅(B,Cho)。メンバーの出自である日本アンダーグラウンドの枠をはみ出した大音量ながらもキャッチーなサウンドで東京都内を中心に精力的にライヴ活動を展開。

2023年10月18日水曜日

肉弾666勇士!今晩の出演者、川島誠と浦邊雅祥について

 






































現象告発2023 

肉弾666勇士!今晩の出演者、川島誠と浦邊雅祥について

本日のソロサックス奏者二人のうち最初の出演者、川島誠はイタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンの書物に由来する“ホモ・サケル”(「剥き出しの生」の意)というレーベルを運営している。その川島が大ファンを公言し、共演を求めてやまなかったのが、リアルな「剥き出しの生」そのものの男、浦邊雅祥に他ならない。

では、ホモ・サケル、剥き出しの生ってなに?よーく見てみな、そこら中に転がっているじゃないか?「殺害が処罰されなく犠牲が禁止されている」人間の法からも神の法からも外に置かれている者…もともと例外状態を維持しようとする権力の下いたるところに姿を表すようになり排除される聖なる者…つまりは搾取され続ける者ということだよ。

あれれ「例外状態」ってよく聞いたな、ついこの前(まだ進行中か)のウイルス騒ぎの時にも…排除しても排除しても増殖して行くって…それってもしかして我々皆すべて、生きている人間すべてということ?人類皆兄弟?

鈍いねー、ようやく気がついたの?何があったかまだまだ鮮烈じゃないの…緊急事態宣言だの、接触禁止アプリだの、強制在宅リモートワークだの…まさに「例外状態」だから…宇宙からトレースされ続けて位置を特定管理されて、何処までもつけ回されて…
あ、ポケモンGoなんかもすぐそこに居るかもよ!緯度、経度、座標の高さなんかもバッチリで!でも、俺が特に嫌いなのは急速に普及したスーパーなんかのセルフレジだね…最も日常的に必需品を購う場、そんなところまで客自身の身体運動そのものを動線として設計し直し「セルフで外部な」労働力として搾取するかって!しかもバッチリ監視カメラ付きで…で、その御大層な「搾取」とやらはまだまだ続いているのかって?はあ?もう一度書くが御本家アガンべンさん本人が言っているよ「権力は例外状態を維持しようとする」って。

そうだ…この冬なんかも凄かったよね、フィリピンはマニラ辺りから特殊詐欺だか連続強盗殺人だか知らんけど、日本のそこら中直接に「お宅の玄関に繋がっています!還付金のためカードを取りに来ました」ってね…で、テレビにネットは騒ぎまくるは、「犯罪人」達はSNSやらに写真上げまくって万札バラバラと「はーい、ブランド品のゴージャスなバックでーす!闇バイトいかがですか?」とかって!確かに下品極まりないことではあるが、こいつは見事に現実社会の鏡像、まるっきりの二重写しじゃないですか?これもまさしく例外状態?で、やっぱり悪いウイルスは増殖するってね…果てまで行ったらイスラム国で首チョンパ?はたまた今時大流行りのウクライナ戦争やジャニーズ騒動?
今にはじまったことじゃないが、この社会や世界、惑星そのものがまるごと収容所じゃないのかい?で、そいつはどんどんどんどん酷くなり続けているんじゃないのかい?
資本の神の楽園だけが大賑わいのうちに…そして誰もがそいつと訣別できぬうちに…

イヤー、もう本当に俺はウンザリしきっているのさ…世界と「多様性」で繋がってますとかってね…皆そのうちゴーグルレスのホログラムなんかで延々と恍惚としているんじゃないの?「差別反対!LGBTQはじめみんな“多様で同じ”人間万歳!」とかって…影では本当は無理を重ねてて、異質なやつのことを、バイキンとか、それこそウイルス扱いしたりもしながらね…けどさ、ウイルスは変異もするんだよ…善も悪も両方、排除されても排除されてもね…
で、ここにこそ2つの「特異性」を持ったウイルスの集合体たる川島誠と浦邊雅祥の身体がようやくお出ましするのさ…
はあ、長かったね、ここまで…

「僕には僕がいる」かつて浦邊雅祥本人はそう言い放ったが、それに加えてアルトサックスも、鉄のグリップも、さらにはそれを握る37兆の細胞分子も彼とともにい続ける。

n (未知数) × n =?…

無限の僕だ!

が、あくまでも「たった一つ」の身体存在としてだ。

晩年の川仁宏曰く「20世紀最高のアルトサックス奏者は浦邊だ!」とのことだが、今や21世紀も23年目だ。当然今世紀もそうなるに決まっているさ!ロマン派真っ盛りの19世紀に生まれてからまだたかだか200年に満たずの金管楽器…今まで誰が、何処で「様式」や「技巧」とやら(つまりはCode、規範)にとらわれず身体を使いサックスを吹いた奴がいる?ブラックやヨーロッパのフリージャズ?ああ、あれ等は「フリー」を僭称したただのジャズだ。阿部薫?ああ彼も申し訳ないが、結局はたかだかのジャズだ…浦邊雅祥は全く違うよ。ましてや「サックス奏者」ですらないよ…
じゃ一体どういった御仁?

さあ、ここで皆さんの大好きな言葉を一つ出してあげるよ!
彼、浦邊雅祥こそ、
無限の僕=「器官なき身体」以外の何者でもない。
そして彼はいつでも「此処、Here」に居続け、生まれ起こり続けるだけさ。光速で振動しながら、とても陽気な光・・・・の輝きを滲み出させながらね。

アントナン・アルトー〜川仁宏〜浦邊雅祥〜そしてそれら先達を憧憬持って追う川島誠…

どうだい?19世紀末1896年から21世紀の今日2023年までのそれぞれ「たった一つ」の特異な身体存在者達と、その生の流れがすっきりと見渡せるじゃないか?
いいかい、もう一度言うが間違わないでくれよ!「多様」じゃないんだよ「特異」なんだよ!ただそこに在るだけであらゆることを産出し続けるそれぞれの特異な「器官なき身体」。それこそが真の剥き出しの生、汚辱に聖別され戦い続ける変異したホモ・サケルそのものなんだよ。

皮膚の下の身体は加熱したひとつの工場である
そして、外で、
病人は輝いて見える。
炸裂した
そのすべての毛穴から
彼は輝き出す。

アントナン・アルトー (宇野邦一訳)

本人達は何もそんなことを考えても感じてもいないかもしれないが、電子と遺伝子に直結した「生政治」生命そのものの搾取と戦うには、そんな身体存立平面を非物質的に変異変形させ続ける細胞分子の流れとやり方もある。
いや、もうこんなにも窒息したウルトラ管理監視社会に抗うにはこの「ただ此処に居て、生まれ起こり続ける」でいながらも高速な細胞分子の奔流を放ち続ける行為、この浦邊雅祥のやり方しかないとまで私は真剣に考えている。そしてその「器官なき身体」はまるで動いていないかのように見えながらも激しく振動している身体存立平面そのもの、そこからこそ「聖なる子供」トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンが見たような新たな地平を次々と獲得して行く。ある哲学者にならってモナド的と言っても良いけどね…SNSやリモートやらセンサーやらで人工衛星に直結し、常に監視され多様に繋がっている場合じゃなくね…
Oh!浦邊の大好きなLou Reed “Satellite Of Love”とは全く話が違うけどね…

望むべきはそれぞれが一つ一つの特異点の集合たる「到来する民衆」(アガンベン、これこそモナド)そのものだ。
そして、その集う様、その来るべき民の前に存在する2つの肉弾、川島誠と浦邊雅祥を新たに繋げ、彼ら各々の身体行為を今こそ確認したく、私はこのライヴ(生)を主宰した。

だから、
肉弾666勇士
こいつは不吉だよ…6 6 6…なんせ「悪魔の数字」または「獣の数字」だからな…
(あ、浦邊雅祥のアルバムにも「獣」ってのがあります)

さあさカーニヴァルが始まるぜ。陽気なカーニヴァルをおっ始めるぜ。ちょっとは愛嬌をふりまいてもやるさ。でもまちがっちゃいけない。ここは地獄なんだ。地獄のかまどを開くにゃにぎやかさと笑いというものが必要なのさ。さあ、どんどん入ってくれ地獄というのは相手を選ばないのが上品なエチケットなんだ。

間章 べガーズバンケット(貧者の宴)ライナーノーツより

この駄文をここまで読んでくださったご来場の方々、どうもありがとうございます。
どうぞ川島誠と浦邊雅祥二人の在り方そのものにお立ち合いください。

そして、最後にですが、会場内での録音、写真、動画の撮影、並びにSNSへの投稿等々はご遠慮下さい。スマホはおしまいいただけましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

2023年10月18日 Pataphysique Records 福岡林嗣

Doctor, Purifiva, Pataphysique Records, eyeliner Presents 6bodies60minutes6months vol.12
2023.10.17(TUE)18(WED)19(THU)
各日開場19:00 / 開演19:30
料金¥2000+drink 3日間通し券¥3000

10月17日(火)
Bottom of Underground Rock!
出演
川口雅巳+Akira+ヴァロン
1980の皇帝ペンギンパラダイス
10月18日(水)
n x n = ?… 肉弾666勇士!
出演
浦邊雅祥 (alto sax, etc)ソロ
川島誠 (alto sax, etc)ソロ
10月19日(木)
Collapsing Space Rock!
バラナンブ
Galaxy Express 666(junne、Rohco、Risa)
各日開場19:00 / 開演19:30
料金¥2000+drink 3日間通し券¥3000
club Doctor
〒167-0043 東京都杉並区上荻1-16-10ローレルビルB-1
Phone 03-3392-1877

2022年9月30日金曜日

NEW RELEASE: 6 bodies 60 minutes 6 months 2017~2020


 

The compilation album released to commemorate the 10th "6 bodies 60 minutes 6 months" event held regularly at  "club Doctor" in Ogikubo. The album features a total of 12 groups, including the great Kan Mikami and The Hundred Devils, authentic rock, psychedelic, noise, free music. Over 78 minutes. The event is the 3-days event held every 6 months with 6 groups, each 60 minutes long, led by Rinji Fukuoka (Pataphysique Records), Masami Kawaguchi (Purifiva), and Lazy Masa Yamazaki (eyeeliner).

お上品なクラシックの街と呼ばれる荻窪にあるライブハウス「OGIKUBO club Doctor」にて、定期的に開催されているイベント「6 bodies 60 minutes 6 months」開催10回を記念して発表されたコンピレーション・アルバム。大御所の三上寛、The Hundred Devilsをはじめ、オーセンティックなロックにサイケデリック、そしてノイズにフリーミュージック、はたまたたった一人での弾き語りまで、全12組収録、78分超え!

同イベントは、福岡林嗣(Pataphysique Records)、川口雅巳(Purifiva)、山崎怠雅(eyeliner)を中心に、6組、各60分、6カ月ごとに3daysイベントとして開催。


こんな素敵な音楽達を「裏取引」しませんか? 膨大な熱量をまとめ上げた魔術は、福岡林嗣が担当。

9.14.2022 ON SALE

artist: V.A.
title: 6 bodies 60 minutes 6 months 2017~2020
format: CD
label: BeeRoseCrossRECORDS
number: 3BR-112
price: 2200yen


1. 魔術の庭 / Guignol’s Band
2. バラナンブ / 五月の差異
3. 川口雅巳ニューロックシンジケイト / Magical Girl
4. チンポコズ / Diamond Rock’n’ Roller
5. Albedo Gravitas / Untitled 19
6. 鳥を見た / God Bless You
7. ナスカ・カー / やめちまえ77(No!No!No!No!No!!!)~NOTV(Is The World a Slave of
Television?)
8. ASTRO / Summertime 666 - 20180815
9. The Dead Pan Speakers / Fill Me Up
10. 疎水響 / 眷士天幤
11. The Hundred Devils / 銀の鳩
12. 三上寛 / 甘丹香草